勝手に夢の大集結?


「(勝手に夢の大集結・・・?・・・前に似たようなタイトルを見た覚えがある。そう、あれは・・・。)」




「よう、カイル。三回目だな。」




「スティーブか。・・・そうか、『勝手に夢の大集結?』の続きという事か。」


「SWAT!!ブロリー!」


「どうやら俺達はまたこの狭くて白い部屋に閉じ込められているようだ。いつものように壁を壊して出るしかないか。誰か壊せないか?」


「あら、それが悪魔に物を頼む態度かしら?土下座しながら足を舐めたら考えてやってもいいわ!」


「レミリアの足を舐める!!許せるっ!」


「わああー!!何か変なの来たーーー!!」



「(他に壁を壊してくれそうな奴はいないのか?)」


「俺にも壁を壊せるだけの力があれば・・・。」


「まぁ、生身で壁ぶち壊せる奴の方がおかしいけどな。」




「俺達は壁を壊すことを強いられているんだっ!」


「うるせーよ。脱出したくないのか?」



「俺が壁をバラバラにする!」


「今バラバラにしようとしてる相手は壁じゃねーぞ。で、カイル。壁をぶち壊してくれそうな奴はブロリーだけみたいだぞ。」



「ギムギンガナムやブロリーが見当たらないな・・・。全員が集められている訳ではないみたいだ。誰か壁を壊せる奴はいないか?」




「麻呂のZipが欲しければ壁をぶち壊す事でおじゃる!!」


「zipの中身はお宝画像ですぞ!」


「相変わらず他力本願だな。」


「あーだめっす。弓と矢じゃ壁を傷つける事しかできねーわ。俺パス。」



「あら、ティムール。こんな壁一枚壊せないようじゃ私の従者として失格ね?」



「じゃーお嬢壊してくださいっすよwwwwwまさか出来ないとか言わないっすよねwwwwwwww」



「見てなさい!この私の超圧倒的パワーを!!」




ドォーーン。




「お?壊した?」




「いや、だめだ。壁に傷はついているが壊せていない。力不足だ。」



「ぷーくすくすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


「アイエエエエエー・・・」



「レミリアをシベリア送りだ!」



「そのためにもまずは壁を壊してくれねーか?」




「偉大なる同志諸君と共に、ここ五か年計画を織り込み壁を壊すことを宣言する。」


「五年も待ってられるかっつの。」




「壁!!壊れろ!!この俺様が言ってやってんだぞ!」




「私には仕事がまだ残っているのです。後6分32秒以内に脱出できなければクレームを申し込みます。後6分26秒。」


「カイル、どうするよ。さっそくカオスな事になってきたぜ。」




「まずいな、壁を壊せそうな奴が今回見当たらないぞ。」




「どうやら、非力な者達だけが集められたようね。・・・ここまで言えば分るわね?」


「え?何がだ?」



「誰でもいい。この壁を一点に攻撃して壊してくれ。」



「俺が風圧で壊してやる!!」



「その前にちゃんとCPU冷やせよ、てめー。」



「山田君!この壁全部持って行って!!」


「無茶言うな。」



「この壁、動かせないタイプか。迂回路さがさねーと・・!」


「ここは現実だ。目覚ませ。」


「どうして壁を一番最初に取り除こうとしているのですか?二番目じゃだめなのですか?」

「んじゃ代案出せよ。否定だけしやがって。」




「ペンタゴンが総力をあげて壁を壊すための情報を収集中です。」


「まずは落ち着こう。な?」


「あぁ、次は腹ん中だ・・・。」



「カイル、これ以上画像が集まるとどうなるか知っているか?」


「ああ、画像サイズが膨らんでサイトの更新が難しくなるって奴だろ?」


「ちょっと待って。スカイリム紹介のページ。あの写真は相当なファイルサイズのはずよ。
私たちのようなJpeg拡張子の画像で、あれより重いページにすることは出来るのかしら?」


「まだまだ容量一杯!」


「そういう事言ってんじゃねーよ。」


「霧切と言ったか?確かにそうかもしれない。だが、問題は他にもある。たとえば、俺達はここに閉じ込められて苦しい思いをするとかだな。腹も減るぞ。」


「腹減った!喉も乾いた!!」


「さぁ、俺を食え!!食って腹を満たすんだっ!!!」


『美味いか?俺が美味いか!?味わって食えよ!』「ちょwwww俺の胃からパンがしゃべってるwwっうぜぇwwww」



「壁様、どうか、このお金で崩れさってくださいっ・・・。」



「お金だー!!」


「お前本当にお金持ちなのか?」



「くそ、もうかまってられるか!君塚さん、ここから外に!」


「いや、無茶言うな・・・って、うお、あのタクシー壁ぶっ壊して外に出て行ったぞ!!」



「今日という今日は俺も一発叱ろう。ジェスター!そこにいるのだろう!」


「じぃー。」


「ん?猫?」



「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「見ろー!猫の下にスイッチがー!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


「うるせぇ、全員で喋るな。」




「猫が忍び込んで偶然ボタンの上に乗っかっちゃったって事ね?私が丸焼きにして食べてやるわ!」


「やんのか、こら。」


「うっ、この猫・・・出来る・・・。」



「ジェスターは見当たらないな。どうやら、前に俺達を呼び寄せたこの施設だけが残っていて偶然そこの猫が押して呼ばされた・・・って所だろうか。」


「慰謝料と謝罪を要求する!」


「お前の顔が慰謝料と謝罪ものだ。」


「私はまだ冒険が残っているので、失礼しよう。」

「はいはい、いってらいってら。」





「(本当に猫が偶然押して呼ばれただけなのか・・・?それなら何故壁が修復されている・・?まだこれで終わりじゃないな・・・。とにかく今は帰るとしよう。)」





・・・・。


・・・・・・・・・・・・。



「あー、危なかったー。猫が偶然押しちゃって起動したときはどうしよーって思った。でもみんな帰ったから直そーっと。」


「ジェスターさん、どうしてこれを作ってほしいのですか?」



「秘密。」



続く?


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